大阪府堺市北区 北花田駅より徒歩2分のクリニック

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肥満/生活習慣病

肥満症

日本人ではBMI(体格指数)25%以上で肥満関連疾患による健康障害または内臓脂肪蓄積を認めた場合を肥満症と診断します。(肥満診療ガイドライン2016)

大腸カメラ(下部消化管内視鏡)

肥満関連疾患と言われるように、肥満症は様々な病気を引き起こします。

肥満関連疾患

 糖尿病、腎臓病、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳梗塞、痛風、高尿酸血症、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、整形外科的疾患(変形性膝関節症、変形性腰椎症など)、月経異常、妊娠合併症。
 そして、肥満は、上の病気を起こしていなくてもそれだけで動脈硬化を進めます。
 肥満症は見た目や動きにくさ、メンタルの問題だけでなく、そういった医学的な理由から治療が必要と考えられています。
 当クリニックの肥満外来は、医学的根拠に則った治療を根本にしています。無理な食事制限、サプリメント販売、機械や薬品を使った施術などは行いません。短期的な結果を求めず、生涯において健康的なからだづくりを目指します。
 診断、治療は、医学的根拠に基づいた健康保険の適応のある診療を行います。(医学的にダイエットが必要でないと判断することもあります。)

治療の流れ

 2次性肥満(内分泌疾患など他疾患で起こる肥満)がないかを含め、一人一人の肥満の原因を分析し解決法を導きます。
 内分泌代謝科専門医の医師と、栄養や食事の専門家である「管理栄養士」という国家資格を持ったスタッフが一人一人に合った治療を提案します。
 肥満症は見た目や動きにくさ、メンタルの問題だけでなく、そういった医学的な理由から治療が必要と考えられています。
 目標を達成するまでには2〜6週間のペースを目安に受診を継続することが継続しやすいと考えていますが、個々人のペースに合わせた通院が可能です。

費用

 健康保険の適応治療を行います。個々人の基礎疾患に合わせた治療を行うため一律には言えませんが生活習慣病を患われた際の通常の内科受診と同程度と考えます。

私たちの思い

 大きな病気を引き起こす前に、その種になる疾患を治し、長く元気に過ごして頂きたいと考えています。
 これまで肥満専門外来を行ってきた際に、極端なダイエットを行い一時的には成功をしたけれどそれ以上のリバウンドした患者様が多いことに気づかされました。
 「体重が落ちたとしても本当にこれが健康につながるか心配」「この先ずっと続けていけない気がする」もしそんな不安を感じるダイエットをされている方は是非一度相談してください。

高血圧症

日本人の高血圧症患者数は4300万人と予想されています。1)
日本人の三人に一人が高血圧症といえます。

 原因としては、もともとの体質であったり、肥満、飲酒、喫煙、ストレス、運動不足などが原因とされる「本態性高血圧」のほか、10〜15%は内分泌疾患(ホルモン異常)や、腎臓、薬剤性などの「二次性高血圧」と言われています。1)
 目標とする血圧は人によって異なります(年齢や、その他の病気の種類や有無などによる)。
 そして、同じ人であっても、時間や状況でも変わってきます。
 高血圧症を放置すると、動脈硬化性疾患を引き起こします。有名なものは、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、腎不全ですが、その他にも血管は全身に巡っているため様々な病気の元になります。
 高血圧症の治療は、「二次性高血圧」の場合は原因の病気の治療です。「本態性高血圧」の場合は、お薬での治療になります。お薬は様々な種類があり、人によって効果も違いますので、病態にあわせた治療が必要です。

[1]高血圧治療ガイドライン2014

脂質異常症

高コレステロール血症 高トリグリセリド(中性脂肪)血症

 脂質異常症とは、悪玉コレステロールや中性脂肪が必要以上に増えすぎるか、善玉コレステロールが減りすぎた状態をいいます。
 現在日本で治療を受けている人は2014年の厚生労働省の患者調査で約206万人でしたが、脂質異常症であっても治療を受けていない人もとても多いことと、年々増えていることもあって、実際に今この病気を持っている人は、これよりずっと多くいると考えられています。
 脂質異常症の原因は、肥満、暴飲暴食、運動不足、喫煙、アルコール、内臓脂肪蓄積などのほか、家族性のいわゆる体質の問題もあることがわかっています。
 そして、あまり知られていませんが、高血圧症の場合と同じく、内分泌疾患(ホルモン異常)や薬物性などの二次性の脂質異常症もあります。

診断基準

・高LDLコレステロール血症

140mg/dL以上

・境界域高LDLコレステロー ル血症

120139mg/dL

・高トリグリセライド(中性 脂肪)血症

150mg/dL以上

・低HDLコレステロール血症

40mg/dL以上

 目標値は他の疾患の有無や種類で変わってきます。
 脂質異常症も、高血圧症と同様で、放置すると、動脈硬化性疾患を引き起こします。脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、腎不全、その他にも血管は全身に巡っているため様々な病気の元になります。中性脂肪が異常に高い場合には、急性膵炎や脂肪肝、糖尿病の悪化などのリスクにもなります。
 脂質異常症の治療は、お薬での治療になります。脂質異常症のお薬も様々な種類があり、人によっては副作用が出やすいものもあったり、効果も違いますので、病態にあわせた治療が必要です。(「二次性」の場合は原因の病気の治療です。)