甲状腺・内分泌(ホルモン)

*糖尿病専門医・内分泌代謝科専門医 松田 優樹 副院長の診療をご希望の方は火・水・金曜日(~17:00)または第1土曜日にご来院下さい。(院長診察をご希望の場合にはどの診療日でも診察可能です)受診前にあらかじめお電話を頂けるとスムーズです。

甲状腺

甲状腺は首の真ん中にある蝶ネクタイの形をしたホルモンを分泌する臓器です。

大腸カメラ(下部消化管内視鏡)

甲状腺ホルモンはおもに体の代謝を調節する役割を担っています。

甲状腺ホルモンがたくさん出ると「甲状腺機能亢進症」
甲状腺ホルモンの分泌が足りないと「甲状腺機能低下症」
甲状腺ホルモンがはれると「甲状腺腫」
甲状腺の中に腫瘍ができると「甲状腺腫瘍」
といいます。

甲状腺機能亢進症
  • 心臓がどきどきする
  • 汗がたくさん出る
  • 食べてるのに体重が減る
  • 疲れやすい
  • バセドウ病ではさらに…

  • いらいらする
  • 目が出る(眼球突出)
  • 手が震える
  • などの症状もみられます。

甲状腺機能亢進症になる原因

・甲状腺に炎症が起きている
(亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎など)

・甲状腺ホルモンを作りすぎている
(バセドウ病、プランマー病など)

 これらの疾患は血液検査や超音波(エコー)検査でわかります。
 甲状腺炎の炎症の場合は、お薬をのんで経過をみることで治ることが多いですが、ベースに橋本病などの病気をもっていることも多いです。それらをチェックしながらのフォローが必要です。
 バセドウ病の場合は、治療は3種類 ①内服治療 ②放射線ヨード治療 ③手術 があります。①は当院で治療可能です。②③の場合は適切な連携医療機関へご紹介致します。

甲状腺機能低下症
  • 寒がりになる
  • 疲れやすい
  • 脈が遅い
  • やる気がでない
  • むくみが出る
  • 便秘になる
  • などの症状があります。

甲状腺機能低下症になる原因

 原因としては、慢性甲状腺炎(橋本病)がもっとも多いです。
 橋本病は日本人女性の10%以上にみられるといわれます。ですが甲状腺機能は正常の人が大半です。その後、低下することもありますし、低下してさらに元に戻る人もいて十人十色です。治療は内服治療になります。きちんと薬を飲めていれば、量の調整も少なく、問題なく過ごすことができます。
 甲状腺癌が合併することがあります。



副腎

副腎の代表的なホルモンは以下の3つです。

胃カメラ(上部消化管内視鏡)
  • ・血圧を調節するホルモン(アルドステロン)
  • ・ストレスに対応するホルモン(コルチゾール)
  • ・交感神経系の働きをするホルモン(カテコラミン)

これらのホルモンが出すぎたり出なくなったりして体の調子を崩します。

・アルドステロン

 中でも原発性アルドステロン症という疾患は、あまり知られていませんが非常に頻度の高い内分泌疾患で、2次性高血圧の中で最多で全国で200万〜400万人、高血圧症全体の5~10%,特に治療抵抗性のものの20%を占めると言われています。にも関わらず、未だになかなか適切な治療や診断を受けていない方が多い病気です。
 血液検査や負荷試験で診断する事ができます。若いときからの高血圧症や、薬を飲んでもなかなか血圧が下がらないとき、重篤な合併症を起こすようなときには疑う必要があります。診断をつけることで、手術加療や、適した薬剤の選択をすることができます。

胃カメラ(上部消化管内視鏡)

・コルチゾール

コルチゾールが亢進したり(クッシング症候群)、低下したり(副腎皮質機能低下症)する病気があります。倦怠感、糖尿病、高血圧症、肥満などの原因になる事があり、原因不明の不調の原因であることがあります。

・カテコラミン

カテコラミンが亢進する病気を褐色細胞腫と言います。



下垂体

脳下垂体からは、以下のように多種多様そしてとても重要なホルモンを分泌しています。

 これらは、ほとんどのホルモンが単独ではなく、これまでお話ししてきたような様々なホルモン分泌臓器と連携をとって多彩な働きをしています。
 多すぎず少なすぎず、適切に分泌されて、初めてからだは心身ともに快適な状態を作り出します。疾患については血液検査や負荷試験を行い診断します。

・成長ホルモン
・乳汁分泌ホルモン
・性腺刺激ホルモン
・副じん皮質刺激ホルモン
・甲状腺刺激ホルモン
・抗利尿ホルモン
・オキシトシン



副甲状腺

副甲状腺は、甲状腺の裏側にある米粒の半分くらいの大きさの臓器です。

・副甲状腺ホルモン



膵臓

膵臓は、胃の裏側にある、長さ15~20cmの細長い臓器です。

大腸カメラ(下部消化管内視鏡)

・インスリン
・グルカゴン
・ソマトスタチン

大腸カメラ(下部消化管内視鏡)



その他の内分泌器官

視床下部、腸管、脂肪組織、心臓、腎臓、肝臓、精巣、卵巣、胎盤などの臓器からホルモンが分泌され、多彩な働きを担っています。